10分で入れる家か入れない家か、それが空き巣抑制のカギ

今朝私が出勤した後、同じマンション内のご家庭で、ゴミだしで玄関を出入りする際、強風でドアが外側から閉まってしまい、赤ちゃんを部屋に残したまま自室に戻れなくなったお母さんがいて、ちょっとした騒ぎになったそうだ。幸い、隣戸からバルコニーづたいに侵入を試み、バルコニーの窓の鍵が開いていたので戻ることができたそうだが、帰宅してその話を聞いた時、私はまず、そのご家庭の防犯意識の方が心配になってしまった。うちのマンションの玄関ドアの構造から考えると、まず最初のゴミだしの時点から、鍵をしめないで出かけたというのがわかったし、バルコニーの窓の鍵が開いていたから戻ることができただなんて、良かった話でもなんでもなかった。バルコニーをつたったのが泥棒だったら、あっという間に空き巣被害にあっていただろう。

ちょっと前にテレビでもやっていたのだが、10分で入れる家か入れない家か、それが空き巣抑制のカギになるという。朝のほんの5分程度だからと鍵をかけずに無防備にでかけたら、なんの苦も無く入れてしまう家には、空き巣も簡単にお邪魔して、さっさと仕事を終えてしまう。泥棒はその道のプロだから、お金が室内のどこにあるのか、そう時間をかけなくても見つけ出すことができるそうだ。赤ちゃんを室内に残していたら、泥棒が強盗になってしまうこともありえるし、どんなに短い時間でも、施錠は確実にしなければならない。

また、マンションの上階だからと言って、バルコニー側の鍵を閉めないで外出するというのも論外だ。バルコニー側にはプライバシーを守る柵があり、一度バルコニーに入り込めば外側からは泥棒の動きは案外わかり辛いもの。バルコニーづたいに各部屋に侵入することはそう難しくないのだ。

大丈夫だろうという思い込みや気のゆるみが、あとで取り返しのつかない事態に発展することもあるのだから、もっと防犯意識をしっかり持ってもらいたいものだ。
参考元:https://minkagi.com/keyloss/